ユーザー中心設計におけるアクセシビリティ: 設計
はじめに
分析段階の次は、設計段階です。「背景: アクセシビリティ& UCD」の章では、設計段階のステップを列挙し、それがユーザー中心設計(UCD)プロセスにどのようにフィットするかを示しました。 本章では、下記に関して説明します。
本章では、設計段階でアクセシビリティをカバーする方法に関して説明します。特定のアクセシブルな設計の問題に関するソリューションやガイダンスは含まれていません。可能であれば、さまざまな障害を持つ人による製品の使用方法に関する直接の経験、およびアクセシブルな製品の設計に関する立証された経験を有するアクセシビリティのスペシャリストを起用してください。また、プロジェクトチームの全員が、アクセシビリティの問題の基本をある程度理解していれば最高です。
設計における複数のアプローチの重要性
アクセシビリティは、設計の最初の段階から異なるアプローチで取り組むことにより、最も効果的かつ効率的に製品の設計へ組み込むことができます。設計で回避すべき共通の落とし穴は、限定された標準にのみ的を絞り、設計プロセスの最後までアクセシビリティを考慮しないことです。
特定のアクセシビリティの標準にしたがうことを要求された製品の設計者は、アクセシビリティの問題を理解しないで、一足飛びに技術的な標準にいくことがよくあります。アクセシビリティを理解せずにアクセシビリティの標準に従おうとすると、もどかしい上に、効果がありません。
1つの例があります。スクリーン・リーダーを使用するということがどういうことかを知らない1人のWeb開発者が、「テキスト以外のすべてのコンテンツに代替テキストを付けるように」というWebアクセシビリティ・ガイドラインを目にしました。開発者は、このガイドラインにしたがうために、「この画像は、深緑色の拡大鏡を描いた線画です。これをクリックすると、Acme CompanyWebサイトの検索ページにつながります」という代替テキストを付けました。彼は、自分のWebサイトのさまざまな画像に同じような長々とした代替テキストを書き込みました。彼は、効果のないソリューションに多大な時間と労力を費やしただけです。検索ページに進む画像には、「検索」という代替テキストだけで十分です。
サイト全体に彼が付けた説明が長々としたテキストは、代替テキストを必要とする人を非常にいらいらさせてしまいます。というのは、関係のない情報をすべて通っていく必要があるからです。アクセシビリティの問題に関してある程度基本的に理解し、スクリーン・リーダーを使用してWebサイトを利用している人を実際に見ていれば、このような間違いはしなかったでしょう。アクセシビリティの問題を理解し、障害者がどのように自社の製品を使用しているかを知る方法に関しては、「障害者によるプロジェクトへの参加」の章を参照してください。
本章は、基本的な標準を超えたアプローチおよびリソースについて説明します。これは、下記の分野における設計段階のステップに適用されます。
- コンセプト/心理モデル、暗喩、設計コンセプト、およびナビゲーション設計を開発する場合、体の機能の制限範囲を考慮します。
- 特定の標準およびガイドラインは、ナビゲーション設計および詳細設計に適用されます。
- テクニックガイドでは、詳細設計における特定のアクセシブルな設計に関する詳細な指示を提供しています。
- サンプル製品の評価は、詳細設計のアイディアを得るための1つの方法です。
- 設計全体を通した評価は、特に、紙面上、再生品質の低いモックアップ、および機能的プロトタイプに適用されます。
体の機能の制限範囲についての理解
アクセシビリティの問題を理解する最初のステップは、前の「分析段階」の章で説明したとおり、障害者を分析段階に参加させることです。リソースが限られているため、分析段階は、たとえば1つの障害を持つ3人のペルソナを想定するなど、限られたアクセシビリティの問題に的を絞ってしまいがちです。設計者が設計段階の最初に、さまざまな体の機能の制限を理解することにより、後になってからのコストのかかる変更を回避することができます。
体の機能の制限範囲を理解する上でのガイダンスとして役に立つ情報が提供されています。
- 「Section 508 of the U.S. Rehabilitation Act, Subpart C -- Functional Performance Criteria §1194.31」は、次の「アクセシビリティの評価」の章の「ヒューリスティック評価」セクションで列挙しています。
- 「Section 255 of the U.S. Telecommunications Act, Subpart C: Requirements for Accessibility and Usability」は、下記に列挙しています。
§ 1193.41 入力、制御、および機械的な機能.
入力、制御、機械的な機能は、個別に評価される次の各項目にしたがい、場所の特定、識別、操作が可能でなければなりません。
(a) 目が見えなくても操作できること。ユーザーの視覚を必要としないモードを最低でも1つ提供してください。
(b) 視力低下、聴覚低下、あるいは聴覚喪失している場合でも操作できること。視力が20/70(約0.3)~20/200(0.1)のユーザーでも音声出力に依存することなく、操作できるモードを最低でも1つ提供してください。
(c) 色の知覚がまったくないまたはほとんどない場合でも操作できること。色の知覚なしにユーザーが使用できるモードを最低でも1つ提供してください。
(d) 耳が聞こえなくても操作できること。聴覚がなくてもユーザーが使用できるモードを最低でも1つ提供してください。
(e) 手の動きが限られていても操作できること。運動機能障害あるいは同様の障害を持つユーザーでも使用できるモードを最低でも1つ提供してください。
(f) 手の届く範囲が限られていても、また手の力が弱くても操作できること。手の届く範囲が限られる、あるいは手の力が弱いユーザーが使用できるモードを最低でも1つ提供してください。
(g) 時間制限なしに操作できること。応答時間を制限しないモードを最低でも1つ提供してください。あるいは、ユーザーが迂回できる、あるいは幅広い範囲で調整できるのであれば、応答時間を制限することができます。
(h) 話をしなくても操作できること。ユーザーが言葉を発しなくても使用できるモードを最低でも1つ提供してください。
(i) 認識スキルが限られていても操作できること。ユーザーに求める認識、記憶、言葉、および学習スキルを最小限に抑えたモードを最低でも1つ提供してください。
§ 1193.43 出力、表示、および制御機能.
テキスト、静止画、動画、アイコン、ラベル、音声、および付随的な操作のヒントを含め(ただし、これだけには限定されません)を含め、製品を操作あるいは使用するために必要なすべての情報は、個別に評価される次の各項目に準拠していなければなりません。
(a) 視覚的な情報の提供。視覚的な情報を最低でも1つの聴覚モードにて提供してください。
(b) ロービジョンユーザーに対する視覚的な情報の提供。視力が20/70(約0.3)~20/200(0.1)のユーザーに対して、音声出力に依存することなく、視覚的な情報を提供するモードを最低でも1つ提供してください。
(c) 移動するテキストへのアクセス。移動するテキストは、ユーザーが選べるよう、最低でも1つの静止モードにて提供してください。
(d) 聴覚情報の提供。最低でも1つの視覚モード、あるいはあてはまる場合は触覚モードで提供してください。
(e) 耳が聞こえない人に対する聴覚情報の提供。製品の使用において重要な場合は、聴覚的フィードバック音声を含め、音声または聴覚的情報を、最低でも1つの拡張聴覚モード(たとえば、増幅、S/N比率の増加、あるいはその組み合わせ)で提供してください。送信される音声信号に関しては、最低20 dBまで調整できるゲインを提供してください。音量調整に関しては、ゲインが12 dBの中間ステップを最低でも1つ提供してください。
(f) 視覚刺激発作の防止。ディスプレイおよびインジケータでは、光過敏性癲癇のある人に発作を起こす可能性がある点滅を最小限に抑えてください。
(g) 音声カット機能の提供。製品において外部のスピーカーから音声を出力する場合、ヘッドホンあるは個人用のリスニング装置(たとえば、電話機のようなハンドセットあるいはイヤーカップなど)のためのスピーカーの音をカットする業界標準のコネクタを提供してください。
(h) 補聴装置への干渉の回避。補聴装置への干渉(補聴器、移植蝸牛刺激装置、聴覚補助装置を含みます)は、ユーザーが製品を使用できる最低レベルまで抑えてください。
(i) 補聴器の接続。通常、耳元まで持ってきて使用する音響送受波器により出力を行う製品に関しては、補聴器のための効果的な無線接続を提供してください[1]。
標準およびガイドライン
標準およびガイドラインを使用することにより、あらゆる問題に取り組むことができます。また、障害者を参加させることにより、問題に効率的かつ効果的に取り組むことができます。
本書では、主に、製品の設計全体に障害者を参加させる場合のアプローチに関して説明しています。参加させることには多くの利点がありますが、それだけではアクセシブルな製品の開発にはつながりません。というのは、大規模なプロジェクトであっても、あらゆる問題を十分に網羅するために必要なさまざまな障害、適応手段、および支援技術を包括することができないからです。ほとんどの製品に関しては、多様性を網羅した標準があります。
アクセシビリティの標準を満たすことが、法的要件の場合もあれば、参考として使用されるだけの場合もあります
さまざまな種類の製品に関して、国際的な標準化団体、政府、および組織により規定されたアクセシビリティの標準およびガイドラインがあります。この多くは、インターネットから入手することができます。
さまざまな種類の標準およびガイドラインがあり、条件の中には互いに入れ替えて使用できるものもあります。たとえば、W3C WAI (WCAG, ATAG, UAAG)により作成された「ガイドライン」は、国際的なWeb標準です。これは、業界、障害組織、アクセシビリティ研究者、政府、アクセシビリティに興味のあるその他の人など、さまざまな視点を持つ幅広いコミュニティの意見を取り込むための正式なプロセスを通して作成されたものです[2]。W3C WAI ガイドライン/標準は、障害および状況を包括的に網羅しています。
また、範囲がはるかに狭く、複数の利害関係者のコンセンサスが得られておらず、公的なレビューが行われていない、その他の種類のガイドラインがあります。たとえば、特定の種類の支援技術を使用してWebサイトを使用している人を限られた範囲でユーザビリティ・テストに参加させ、それに基づいてWebサイトに関する非公式のガイドラインを公開している人もいます。このようなガイドラインの中には、役に立つ提案も含まれていますが、幅広い問題に取り組むためには十分ではありません。したがって、これらの限られたガイドラインは、包括的な正式な標準と合わせて使用すべきです。
通常、政府および組織は、自ら異なる標準を作成するのではなく、既存の国際的なアクセシビリティの標準を採用するのが最良と言えます。たとえば、政府の中には、「International Policies Relating to Web Accessibility(Webアクセシビリティに関する国際的な方針)」に挙げられているWCAGを採用しているところもあります。「Why Standards Harmonization is Essential to Web Accessibility(Web標準の調和がWebアクセシビリティに不可欠な理由)」では、Webに重点が置かれていますが、あらゆる種類の製品に適用可能な調和の取れた標準の利点について説明しています。
国際的なアクセシビリティの標準として、下記のものがあります。
- WebページおよびWebアプリケーションに関する標準: W3C WAI Web Content Accessibility Guidelines; WCAG Overview, WCAG 1.0 (May 1999)を参照してください。
- オーサリング・ツールに関する標準: W3C WAI Authoring Tool Accessibility Guidelines; ATAG Overview, ATAG 1.0 (February 2000)を参照してください。
- Webブラウザに関する標準: W3C WAI User Agent Accessibility Guidelines;UAAG Overview, UAAG 1.0 (December 2002)を参照してください。
- ソフトウェアに関する標準: ISO 16071 Ergonomics of human-system interaction: guidance on accessibility of human-computer interfaces.
米国には、下記の標準およびガイドラインを規定したアプリケーション規制があります。
- リハビリテーション法第508条に基づく電子情報技術アクセシビリティの標準には、下記の事項に関するセクションが含まれています。
- ソフトウェア・アプリケーションおよびオペレーティング・システム
- Webベースのイントラネットおよびインターネットの情報およびアプリケーション
- 電気通信製品
- ビデオあるいはマルチメディア製品
- 情報キオスクやトランザクションマシンなど、自己充足型で閉鎖型の製品
- デスクトップおよびポータブルコンピュータ
- マニュアルおよびサポート
- 「Telecommunications Act Accessibility Guidelines (TAAG) (電気通信法アクセシビリティ・ガイドライン)」では、電気通信、放送、およびケーブルの製品およびサービスのアクセシビリティ、ユーザビリティ、および互換性に関して規定しています。
「補遺: 参考文献」の「標準およびガイドライン」には、その他のアクセシビリティの標準およびガイドラインを列挙しています。
ある国際的な企業は、自社のeラーニング製品に関して、米国市場ではリハビリテーション法第508条に、ヨーロッパ市場ではWCAG 1.0 Priorities 1 and 2 Checkpointsを満たす必要がありました。また、この企業は、WCAG 1.0 Priority 3 Checkpointsの一部(すべてではありません)にも対応することを決定しました。そして、アクセシビリティを各製品に組み込むために再設計するための期限も設定しました。
標準は、アクセシビリティの強力な指針となりえますが、方向を見失わないように注意してください。アクセシビリティの目標は、標準のリストをチェックしていくことではなく、製品をアクセシブルにすることです。アクセシビリティの標準を使用する場合の1つのアプローチを下記に示します。
- どの標準が自社の製品に適用されるかを判断します。
- 標準のすべてあるいは一部に対応するための目標を判断し、目標日を設定します。
- 製品の設計の初期の段階で、本章の他のアプローチと共に、標準をレビューします。
- 次の章で示すように、プロトタイプ設計が標準を満たしているかを、その都度、評価します。
テクニックガイド
ほとんどのアクセシビリティの標準およびガイドラインは、その性質上、さまざまな技術、状況、および将来の発展を考慮して、幅広く網羅する必要があります。テクニックガイドでは、標準およびガイドラインの導入に関するより具体的なガイダンスを提供し、ほとんどの場合、例および実例が含まれています。テクニックガイドは、正式とはされていない開発および許可プロセスに基づいていますので、より具体的な設計アドバイスを提供することができ、より頻繁に更新することができます。
標準およびガイドラインには、それに対応するテクニックガイドが用意されています。
- WebサイトおよびWebアプリケーション: Techniques for Web Content Accessibility Guidelines 1.0、WCAG 2.0 Quick Reference、Understanding WCAG 2.0、およびTechniques for Web Content Accessibility Guidelines 2.0
- Webオーサリング・ツール: Techniques for Authoring Tool Accessibility Guidelines 1.0、およびImplementation Techniques for Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0
- Webブラウザ: Techniques for User Agent Accessibility Guidelines 1.0
「セクション508チュートリアル:アクセシブルなソフトウェアの開発」には、テクニックガイドとして同様の情報が含まれています。その中で、セクション508、パート1194.21のアクセシビリティ要件のアプリケーションを示すために、ソフトウェア電卓の開発の例が使用されています。
テクニックガイドの中には、ハードウェアの設計の参考文献としてTrace R&D Centerが提供している「Product Design Ideas Browser」など、標準と直接関連していないものもあります。「Ideas Browser」は、障害者を含め、できる限り多くに人が使用できるようにハードウェアを設計するための戦略およびテクニックを示した参考ツールです。ほとんどの設計のアイディアは、一般的にすべてのハードウェアへ適用できますが、「Ideas Brower」は、「Telecommunications Act Accessibility Guidelines (TAAG) (電気通信法アクセシビリティ・ガイドライン)」の見出しに沿って編成されています。「Ideas Brower」には、例および写真が含まれています。
「補遺: 参考文献」の「アクセシブルな設計テクニックガイド」では、XML、SMIL、CSS、SVG、HTML、Java、JavaScript、Flash、PDF、QuickTimeなど、具体的な技術に対するその他のテクニックガイドを挙げています。
サンプル製品の評価
上記に挙げられたテクニックガイドの例以外に、設計者がアクセシブルな設計のアイディアを得るもう1つの方法は、他の製品の設計を評価することです。他の製品から設計のアイディアを得る製品として、下記のものがあります。
- 類似した主流製品、特にアクセシブルであることが報告されている製品
- 異なる主流製品、特に制限された状況や環境用に設計された製品。たとえば、携帯電話の設計者は、修理工が戸外で手袋をはめて使用するために設計されたハンドヘルド装置を評価することができます。
- 障害者向けに設計された支援技術
アクセシブルであると主張する主流製品および支援技術を見つける方法に関しては、「補遺: 参考文献」の「アクセシブルな製品リスト」を参照してください。
アクセシブルであると主張するWebサイトを見つける1つの方法は、検索エンジンのリバースリンクの機能を使用する方法です。一部の検索エンジンでは、「link:www.w3.org/WAI/WCAG1AA-Conformance」を検索すると、「WCAG 1.0 Priority 1 and 2 Checkpoints」に準拠していると主張するサイトのリストが表示されます。
アクセシブルであると主張するすべての製品が実際にアクセシブルであるとは限らないことを念頭に置いてください。また、ある面ではアクセシブルでも、別な面では使いにくいということもよくあることです。同様の機能を使用する前に、アクセシブルであると主張する特定の設計を評価することが重要です。次の「アクセシビリティの評価」の章では、設計の評価に使用できるテクニックについて説明します。
設計全体を通した評価
上記で述べたように、設計者が限られた標準の最低要件を満たすことだけに集中した場合、その結果生まれる製品は、障害者にとってのユーザビリティを妨げるアクセシビリティの問題が発生する可能性があります。人が限られた条件でどのように製品を使用するかを理解することは、使用不可能なアクセシビリティ機能を回避するための取っ掛かりとなります。評価することにより確認することができます。
私はこれまで開発者が優れた方法をプロジェクトに取り入れようとしている多くのケースを見てきましたが、彼らはそれが適切に機能しているかどうかチェックしていません。たとえば、私は、アクセシビリティのために「リンクのスキップ」を取り入れている多くのWebサイトを見てきましたが、ブラウザのバグ、CSS(Web設計のためのカスケーディング・スタイル・シート)の間違いやその他の原因があるため、適切に機能していません。簡単な評価を行うだけで、数分で問題が発見されたでしょう。
設計段階全体を初期段階で評価してください。初期設計プロトタイプを評価することにより、うまく機能する設計上の側面の検証が可能となり、潜在的なアクセシビリティの障壁を発見することができ、しかもそれを修正することが比較的簡単に低コストでできます。次の「アクセシビリティの評価」の章では、設計プロセスの初期段階で実施できるいくつかの評価方法を示しています。
参考文献
- Telecommunications Act Accessibility Guidelines, Subpart C: Requirements for Accessibility and Usability, 1998.
- Henry, S.L., ed. How WAI Develops Accessibility Guidelines through the W3C Process: Milestones and Opportunities to Contribute, W3C (MIT, ERCIM, Keio), 2006.
本章の一部の情報は、下記の文献として既に出版されています。
- Henry, S.L. "Understanding Web Accessibility", Web Accessibility: Web Standards and Regulatory Compliance. Berkeley, CA: friends of ED/Apress, 2006.
- Henry, S.L., Martinson, M.L., and Barnicle, K. Beyond Video: Accessibility Profiles, Personas, and Scenarios Up Close and Personal. Proceedings of UPA 2003 (Usability Professionals' Association annual conference), 2003.
- Henry, S.L., Law, C., and Barnicle, K. Adapting the Design Process to Address More Customers in More Situations. Proceedings of UPA 2001 (Usability Professionals' Association annual conference), 2001.
You can get the Just Ask book from www.uiAccess.com/accessucd/print.html


