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Just Ask: デザインプロセスを通じて取り組むアクセシビリティ

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ユーザー中心設計におけるアクセシビリティ: ユーザビリティ・テスト チェックリスト

このチェックリストは、「Just Ask: Integrating Accessibility Throughout Design」の一部であり、英語で書かれた原文はオンラインで入手することができます(www.uiaccess.com/accessucd/)。

このチェックリストは、単独で使用することを意図しておらず、本書の製本版に書かれていることを思い出すためのメモとして作成されています。オンライン版からは、リンクされている見出しをクリックして、オンラインで本書の特定のセクションへ進むことができます。

ユーザビリティ・テストの準備

参加者の特徴の判断

  参加者の現実的な範囲を見極める。

参加者のリクルート

  追加リクルートを計画する。
  障害者を探すために主な連絡を取る。
  リクルートツールとしてのパイロットテストを検討する。
  関連情報を参加者のリクルート条件に追加する。
  必要に応じて通訳を手配する。
  必要経費を参加者へ償還する計画を立てる。

最適な場所の選択

  ユーザビリティ・テストの目標を考慮する。
  支援技術の必要性を考慮する。
  交通費を考慮する。
  潜在的なテスト場所のアクセシビリティを評価する。

適切な時間のスケジュール

  パイロットテストを用いて、タイミングを測定する。
  特定の障害を考慮して時間をスケジュールする。
  活力レベルを考慮する。
  支援技術のセットアップの時間をスケジュールする。
  参加者が製品に慣れるまでの時間をスケジュールする。

ユーザビリティ・テストの準備

アクセシブルな場所を確保する

  チェックリストを用いた潜在的な障壁を確実に見つける。
  アクセシビリティのニーズに詳しい人によるウォークスルーをスケジュールする。
  十分なスペースを提供する。

テスト資料の作成

  明確かつ簡単な言葉でユーザビリティ・テスト資料を作成する。
  すべての資料を代替フォーマットで準備する。
  参加者のリクルート条件に代替フォーマットの質問を統合する。
  事前に十分な時間を取って同意書およびその他のドキュメントを送付する。
  通訳および付添い人に同意書およびその他のドキュメントを提供する。
  事前に十分な時間を取って資料を通訳へ送付する。

参加者のシステム構成のセットアップとテスト

  参加者のシステム構成に合わせて支援技術を取得、セットアップ、およびテストする。

支援技術に慣れる

  支援技術を適宜体験する。

パイロットテストの実施

  パイロットテストを早期に実施する。
  パイロットテストを使用して、参加者をリクルートする。
  パイロットテストを使用して、タイミングを計る。
  パイロットテストを使用して、支援技術の問題を発見する。
  パイロットテストを使用して、ロジスティックスを確認する。
  パイロットテストを使用して、進行方法を確認する。

アクセシビリティについてのユーザビリティ・テストの実施

推測を避ける、助ける前に尋ねる、障害者と話す、障害者に関して話す、といったことに関しては、「障害者との対話」を参照してください。

注記: 考慮事項の中には、参加者、製品、その他のパラメータにより、特定のユーザビリティ・テストに当てはまるものと当てはまらない場合があります。次のセクションの「参加者のリクルート条件」では、どの考慮事項が参加者のニーズに適用されるかを知るための質問を挙げています。

テストルーム内の配置

  テスト場所に障害物がないかチェックします。

目の見えないあるいは視覚障害がある一部の参加者に対する特別な配慮

  モノを動かす前に、必ず尋ねる。
  スクリーン・リーダーの音声を記録する。
  キーボードを観察する。
  広角撮影ができるようにビデオを調整する。
  スピーカーおよび照明を持ち込む。

耳の聞こえないあるいは聴力に障害のある一部の参加者に対する特別な配慮

  通訳が座る場所を用意する。
  参加者が直接見えるように座席を配置する。
  部屋の照明を十分明るくする。
  参加者と通訳両方の声を録音する。

身体に障害のある一部の参加者に対する特別な配慮

  車椅子のための十分なスペースの確保。

参加者に対するオリエンテーション

  参加者がセットアップに慣れるように促す。

目の見えないあるいは視覚障害がある一部の参加者に対する特別な配慮

  自分および他の人を紹介する。
  設定を参加者に説明する。
  異常な音および自分の行動について説明する。
  参加者に付き添う際に腕を差し出す。
  座る場所について指示を出す。
  盲導犬や介助犬に話しかけたりしない。
  盲導犬のためのスペースがあることを参加者へ伝える。

耳の聞こえないあるいは聴力に障害のある一部の参加者に対する特別な配慮

  会話を始める前に参加者の注意を引く。
  順番に話す。
  通訳は参加者が言ったとおり翻訳すべきであることをはっきりと伝える。

身体に障害がある一部の参加者に対する特別な配慮

  歩行補助具を動かさない。
  個人的な付添い人が座る場所を用意する。

事務手続き

目の見えないあるいは視覚障害がある一部の参加者に対する特別な配慮

  参加者が好むフォーマットでドキュメントを提供する。
  署名する箇所を示すための準備をする。

身体に障害がある一部の参加者に対する特別な配慮

  署名するドキュメントを固定するためのクリップボードを準備する。

タスクの完了

  代替テクニックを使用して進行を促す準備をする。

目の見えないあるいは視覚障害がある一部の参加者に対する特別な配慮

  ユーザビリティ・テスト・プロトコルにしたがってスクリーン・リーダーの話す速度を要求する。

耳の聞こえないあるいは難聴の一部の参加者に対する特別な配慮

  参加者に話すときは顔を見て同じ目線で話す。
  はっきりと話す。
  自分の言ったことを別の表現で言い換えてみる。
  自分の言ったことを書くことを提案する。
  参加者の側に寄る。

データ収集

  テスト全体が終了した後ではなく、各タスクの後に報告を聞くことを検討する。

言葉障害のある一部の参加者に対する特別な配慮

  注意して話を聞き、必要であれば、明確にするために繰り返してもらうようお願いする。
  文字によるコミュニケーションを提案する準備をする。
  付添い人は、参加者が言ったとおりのことを繰り返すべきであることを明確に伝える。

耳の聞こえないあるいは難聴の一部の参加者に対する特別な配慮

  通訳は参加者が言ったとおり翻訳すべきであることをはっきりと伝える。

報酬の提供

目の見えないあるいは視覚障害がある一部の参加者に対する特別な配慮

  参加者に謝礼を現金で支払う場合、どんな通貨を手渡すか伝える。
  小切手で支払うときは参加者の名前のスペルを確認する。

ユーザビリティ・テストの報告

アクセシビリティとユーザビリティの問題の区別

  アクセシビリティと一般的なユーザビリティの違いを理解する。
  ユーザビリティとアクセシビリティの問題を適切に区別する。

関連するテストパラメータの組み込み

  関連するテストの詳細を含める。
  関連する参加者の特徴をレポートに含め、関係のない参加者情報は含めない。

分類および比較における注意点

  分類が適切かつ有用であることを確認する。
  比較が適切かつ有用であることを確認する。

結論の明確化

  レポートが主張していることと主張していないことを明確に示す。

障害者に関する記述

  障害のある人とない人に関して言及する場合は適切な表現を使用する。


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